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◇◇ Broken River ◇◇解説

【 ブロークンリバー / Broken River 】
 

【解説】
ブロークンリバーは、クライストチャーチから伸びる73号線沿線のクラブフィールド・スキー場群の3つ目に位置するスキー場である。ベースはスプリングフィールドだが、3つ目に位置するため、やや遠くなって来る。(※運転は30分程度)

73号線からのアクセス路への入口は、直線の途中にあり、周囲に繁みがあるので少しわかり難い。
 →ブロークンの入り口;Googleストリートビュー
 
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ブロークンリバーの名物は、何と言っても駐車場からスキー場に荷物を運び上げる、荷揚げ用リフト(カーゴ)であろう。

カーゴにスキーなどの荷物を載せ、スキーヤーは歩いてスキー場まで上がる。徒歩時間は40分以上とされているが、実際はスキーブーツで歩いても20分程度だった。帰りは、カーゴに荷物を載せて人は歩いて降りる。雪があれば夏道を滑って降りる事も可能だ。

このカーゴは、現在では人も乗れるようになっているらしい。実は、私も2007年の訪問時に、このカーゴに乗せてもらった記憶がある。ただし、スピードが遅く、待ってる間に歩いた方が早いように思える。
 
カーゴに乗せた荷物をリフトの上で受け取ったら、お次はロープトゥー乗り場まで、もう一踏ん張り、歩かねばならない。それが10分程度だろうか?木製の階段もあるので、少々、歩き難い。
この結果、駐車場からのトータルの歩行時間はやはり40分弱ぐらいになるように思う。この歩行時間やカーゴによる荷揚げの待ち時間などを含めると、アクセスは悪い部類に入るスキー場と言えるだろう。ただし、その手間がある分、隣のクレイギーバーンより空いている感じがする。

ブロークンリバーには、初心者用を含め、ロープトゥーが5本ある。使うのは主にAccess Tow、Main Tow、Ridge Towの3本である。珍しいのは尾根に沿って走るRidge Towだろう。最後がせりあがって行くので、苦手な人は結構いるようだ。特にボーダーは大変である。
 

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斜面は広く、中~急斜面主体である。ボウルの中は滑り放題だが、ロープトゥーへのアクセスを考えると、おのずと滑走ラインは限られて来る。そのため、やや片斜面を多く滑ることになってしまう。
Main Towを普通に滑ると、やはり片斜面となってしまうので、思い切ってロープトゥーを越えて、スキー場エリアの端からMain Tow乗り場に向かって滑ると良いだろう。

尾根のRidge TowでNervous Knobまで上がると、岩場を抜けるスリリングなブラックダイヤモンドな斜面が待っている。隣のボウルのAllan's Basin側も全て滑れるようだが、ロープトゥー乗り場へのアクセスを考えると、どうしてもロープトゥーに近い方を滑ることになるようだ。最後はトラバースして一番下のロープトゥー乗り場まで行くらしい。
(※)訪問時は雪不足で下まで滑れず、途中で戻ったので未確認。

話によると、Allan's Basinを滑り続けると、下山の夏道に合流するらしい。途中からスキー場エリア外となるが、日本とはスキー場エリア外の考え方が違うので、その辺りは現地で確認して欲しい。

2007年当時、スキーハウスに売店は無かった。今でも無いはずなので、自分達で食料を準備する必要がある。クラブフィールドよろしく、調理場を借りて調理することは可能である。後片付けは必須だ・・・。

スキーハウスのテラスにバーベキュー台が常設してあり、頻繁に肉が焼かれている。ここブロークンで、ビーフステーキに醤油とワサビが合うのを知った。自分達で肉を持参すれば焼かせてもらえるはずだ。 
(※)このあたりのルールは現地で確認して下さい。

ブロークンリバー・スキークラブの名物として「ナイトスキー」が有名である。ナイターではなくナイト・スキーと言って夜に滑るのだ。ロープトゥーの支柱に投光器がセットされるらしいが、基本、ヘッドライトを点けて滑るらしい。
その夜は老若男女お酒を持ち寄ってワイワイ騒ぐらという。また、冬に小さなプールを設営して、スキーで水上を滑走して、距離を競うイベントもやっているようだ。

ナイトスキーの話題は、当時、スタッフとして常駐していた日本人女性のTOMOさんから聞いた。彼女の存在は噂では聞いていたが、荷揚げ用カーゴのシステムが分からず、右往左往していた時、突然、スピーカーから日本語が聞こえてきて驚いた思い出がある。モニターで見えていたそうだ。現在、スタッフの中に彼女の名前は無い。今はどうされているのだろう?懐かしい思い出である。
 
もう一つ、ブロークンの忘れられない思い出が、ここで出会った2名の日本人客である。ひとりは大学生のMOK君。英語はほとんど出来ないにもかかわらず、クラブフィールドに憧れて、単身、ブロークンまで来たのだという。もう一人はOLのTAKさん。この方も英語はほとんど出来ず、単身で来られていた。私は車だから気兼ねせずに来れるが、この人たちはどのような段取りでここまで来たのか?そしてどうやって帰るのか?こういう方達と出会うと、日本の若者も捨てたものではないと、つくづく思う。
(※裏を返せば日本人が比較的多いクラブということになる。)
 
 
 

【Web】
 
Wikipedia English】 
 
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【訪問履歴】
2007年8月13日(月) 13/Aug/2007(Mon)
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他のスキー場に雪が無く、行き先はブロークンリバーしかない状態。スマイリーズで一緒だった島根の大学生MYOK君を乗せ、SAK隊員と3名で出発する。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2007年8月14日(火) 14/Aug/2007(Tue)
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雪不足で選択肢は無く、ブロークンリバー2日目となる。
アクセス路で初めて怖い目に遭遇する。日本ではあり得ないことも起こるのだと、まざまざと感じさせられた。
ゲレンデは本日もパウダー祭り!
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
Schi Heil !!