◇◇ Craigieburn ◇◇解説
【 クレイギーバーン / Craigieburn 】
【解説】
クレイギーバーンは、クライストチャーチから伸びる73号線沿線の、クラブフィールド・スキー場群の4つ目に位置し、事実上、一番遠いスキー場である。しかし、73号線からの入り口は、ほぼ、ブロークンリバーと同じ位置で、距離も800mほどしか離れていない。ブロークンの入り口の、次のカーブを曲がった先に入口がある。
(※)73号線、沿線のクラブフィールドの最後はテンプルベイスンであるが、40km以上離れており、エリア的にも別と言える。
スキー場も、クレイギーバーンとブロークンリバーは、隣の谷同士にあたり、何となく感じが似ている。
リフトはロープトゥーが3本、縦に連なっており、細く狭い谷間にスキー場がある感じだ。初心者コースは皆無で、もっぱら上級者ONLY、ブラックダイヤモンドなコースが主体となる。
正確ではないが、2005年頃に、NZで一番ワイルドなスキー場大賞!みたいな賞を受けていたとして記憶している。今、調べても全くわからないのだが・・・
駐車場からロープトゥー乗り場までは、森の小路を徒歩5分程度である。
ゲレンデに着いて直ぐ、最初のBottom Towが初心者泣かせだと言う。片斜面に掛けられている上に、途中が屈曲しており、そこで脱落するスキーヤー、特にボーダーが非常に多い。ボーダーでこのBottom Towを乗りこなせるのは、相当な腕前ということになるはずだ。
また、このようなロープトゥーだから、ロープがガイドの滑車から外れることもしばしば発生している。ちなみに、ロープが外れても、自分がガイドの滑車の所に来た時に、ロープを滑車に乗せてやれば良い。
私が訪れた日は、悪天候でTop Towは運転中止、ロープトゥー沿いのAccess Chutesのみが滑走可能で、その他のコースは軒並みクローズだった。結果として、クレイギーバーンの魅力の、ほんの一部しか堪能できなかった。その日、Top Towが運転中止だったのは致命的だった。
その後、リベンジを掛けた2007年は雪不足、更に2008年は悪天候でクローズ・・と、結局、縁が無かった。
それでも、唯一滑れたAccess Chutesの岩場はワイルドだった。また、結構な降りの中での滑走は、雪質も超軽く、Bottom Tow乗り場に向かって落ちて行く感覚は、未だに瞼を閉じれば鮮明に蘇って来る。
下のメインロッジには小さなバーもあり、宿泊施設は充実しているという。私が訪れた時は、残念ながらバーもクローズしていた。
その後、クレイギーバーンを訪れることは無かったが、縁が無かった事ももさることながら、さほど行きたいと思わなかった理由の一つに、その雰囲気もあったように思う。日本人客が多く、やや、コマーシャルっぽい所があった。クラブ特有の素朴な感じに欠けているとでも言うべきだろうか・・・
いずれにしても、一度のチャンスでスキー場の全容を知ることができなかったのは残念な限りである。
観光というほどでは無いが、このクレイギーバーン入口から、アーサーズパス方面に走ると、直ぐに下りのS字カーブがあり、そこを過ぎて3分ほどの所にLake Pearsonがある。
単なる山間の湖なのだが、その光景には心奪われるはずだ。ほんの数分の所なので、クレイギーバーンの帰りに、ぜひとも訪れてほしい。路肩が広く、一時駐車、可能である。
【Web】
【Wikipedia English】
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【訪問履歴】
◆2006年8月14日(日) 14/Aug/2006(Sun)
スマイリーズで知り合ったHTK氏をガイド役に、SAK隊員と共に、生まれて初めてのクラブフィールドであった。生憎の悪天候だったが、ロープトゥーも問題無く、また下の駐車場からヒッチハイクで、イギリスから来たマイクという若者を乗せたことも新鮮な思い出となった。
Schi Heil !!