◇◇ Porters ◇◇解説
【 ポーターズ ・ Porters 】
【解説】
【解説】
コマーシャルとはいえクラブ色が強いスキー場であり、カンタベリー最大のコマーシャル・エリアであるMt.ハットとは対照的な雰囲気を持っていた。ところが、近年、クワッドチェアリフトが新設され雰囲気も様変わりしているようだ。
ポーターズのベースは何といってもスプリングフィールド(Springfield)である。スプリングフィールドから73号線をアーサーズパス方面に20分ほど走ると、左手にゲートが見えて来る。ゲートからスキー場までのアクセスは約15~20分。ダート路ではあるが、舗装路並みに整備されているので、安心して走れる。ただし、NZの他のスキー場よろしく、ガードレールは無いので、道を逸れると谷底に落ちてしまうのでご用心を・・・。
→スキー場の入り口;Googleストリートビュー
ポーターズへは、ダーフィールド(Darfield)や、さらにはクライストチャーチ中心部からでも、十分にアクセス可能である。積雪も比較的安定しており、オープン率も非常に高い。
リフトは、以前は、T-1~3まで、3本のTバーがあったが、近年、T-1のTバーが廃止され、クワッドチェアリフトが新設された。人工降雪機も完備しており、夏のアルペントレーニングには最適な環境が整っている。日本からも、カルガリーオリンピック・SL競技日本代表の岩谷高峰さん主催のレーシングキャンプが、毎年、7月末から約1ヶ月間、ここポーターズで催行されている。このキャンプの手配は、私も長らくお世話になった、ツアープランナー・ケイの國友さんが担当している。
ポーターズのコースは比較的、均整の取れた、長深いボウル地形に設けられている。ボウルの下部は、人工降雪機のある圧雪された中斜面、両サイドは非圧雪の急斜面となっている。スキー場トップから滑ってみると、緩斜面から急斜面までのバランスが取れているスキー場だということがわかるはずだ。また、片斜面が少なく、滑り易いのもポーターズの特徴と言える。
非圧雪斜面として、Big MamaとBluff Faceの2大斜面を有するのもポーターズの特徴である。クワッドチェアの乗り場から見て、左手がBig Mama、右手がBluff Faceである。
滑走距離はBig Mamaが約800m、Bluff Faceが約700m、共に横幅も広く、気が遠くなる様な大斜面だ。
ポーターズ一番の名物斜面と言われるのBig Mamaだが、オープンしてることは少なく、日当たりが良いため雪質もどちらかというと悪い。降雪直後の晴れた午後は最悪だと言う。
その点、Bluff Faceは、オープン率も高く、午後まで日が当たらず雪質も維持されている。斜度もやや、Bluff Faceの方が急だと感じる。
個人的にはBluff Faceのロウソク岩(個人的に命名)からの1本が、ポーターズのお勧めである。
レストハウスは、こじんまりしているが、2006年に新しい近代的な雰囲気の物に建て替えられている。以前のレストハウスは丸い形をしており、中は薄暗く、少々、不思議空間だった。それはそれで面白かったのだが(笑)
建物は現在もまだ取り壊されずに残っているようだ。
→73号線から見るキャッスルヒル;Googleストリートビュー
また、保養地として有名なアカロア(Akaroa)も比較的近い。クライストチャーチから約1時間半程度のドライブで行くことが可能だ。もし、半日のゆとりができれば、十分に往復できる距離である。
アカロア(Akaroa)→https://en.wikipedia.org/wiki/Akaroa(英語)
【Web】
【Wikipedia English】
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【訪問履歴】
◆2006年8月16日(火) 2006/Aug/16(Tue)
昨日までガイド役だったHTK氏が帰国したので、SAK隊員と共に訪れる。天候も良く、素晴らしいスキー日和だった。
◆2007年8月15日(水) 2007/Aug/15(Wed)
この年は積雪が少なく、他で滑れたのはブロークンのみ。この日、滑れたのは圧雪コースのみ。翌朝の帰国に備えて、早目に切り上げた。
◆2008年8月15日(金) 15/Aug/2008(Fri)
前年とは違い豊富な積雪に恵まれた。ほぼパウダー祭り状態である。明日、早朝に帰国するSAK隊員を考慮して、正午には切り上げる。
◆2009年8月15日(土) 15/Aug/2009(Sat)
Schi Heil !!