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◇◇ Ohau ◇◇解説

【 オハウ / Ohau 】
 

【解説】
OhHow do you like Ski ?!=Ohau スペルは違うけれども、地元の人はこんな風に呼んでいるという。
オハウは、オタゴの東、ワイタンギに位置するコマーシャルフィールドである。

急峻なV字谷、雪面から露出する岩肌、木造の古びたレストハウス、斜面にしがみつくような狭い駐車場・・・
コマーシャルながら、その雰囲気はどれを取ってもクラブそのものである。
 
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オハウの特徴は、何と言っても、独特のロケーションとその風光明媚さにあるだろう。コース両脇から覆い被さって来るゴツゴツとした急峻な岩肌・・・ワイルドさにおいては、オリンパスやクレイギーバーンに引けを取らない。

両脇から迫る険しい岩稜により、V字形に切り取られた風景は、まるで額縁に飾られたポスターのようでもある。この画面構成の良さは、まさに自然による奇跡であり、他のスキー場には無い独時のものと言える。

スキー場には、2人乗りのチェアリフトの他に、初心者用のプラッター、ムービングベルトが設置してある。コマーシャルらしく、人工降雪機もあり、圧雪部分の一部を人工降雪でカバーしている。
 
コースのトップからリフト乗り場まで圧雪により通路が作られており、初心者にも対応しているが、全体的に中~急斜面中心で、Mtオリンパスに雰囲気や規模も似ている

条件が良ければ、スキー場トップの稜線までハイクアップも可能である。稜線に立てば裏手にMt.クックが見えるはずだ。
 

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オハウへのベースは、マッケンジー側のトワイゼル(Twizel)が一番近い。トワイゼルプカキ湖・オハウ湖の水力発電用水路建設の際、作業員のために造られた町である。
工事後は、Mtクック観光の要所として発展し、この地域にしては珍しく、現在でも拡大し続けているようだ。

トワイゼルは、フェアリーに比べると格段に規模が大きい町だが、中心部にあるスーパーマーケットと、周辺に数件のパブが存在する以外、本当に何も無い町である。
1か所のゴルフ場、そして近年、ロード・オブ・ザ・リングのロケ地として有名になった様だが、ステイするにはそれなりの割り切りが必要だといえる。

私にとってトワイゼルは、2005年の初めての個人旅行で3日間ステイした思い出深い町である。

 
オハウへは、トワイゼルの他に、オマラマ、テカポ、フェアリーにステイ可能だ。距離的にはワナカも範囲になるが、気象条件によってリンディス峠(Lindis Pass)がクローズとなるため、そのリスクは覚悟しておくべきだろう。
 
トワイゼルを出て、8号線をオマラマ方面に向かって走ると、サケの養殖場の直ぐ先に、道の両側に湖が見える美しい場所がある。プカキ湖の湖水が流入しているらしく、日によってはミルキーブルーに輝く美しい湖面が見られる。  →道の両側に湖(池?);Googleストリートビュー
 
トワイゼルから10分ほど走ると、一本道の右手にやたらと立派で大きなオハウの看板が見えて来る。
 →8号線からスキー場への入口;Googleストリートビュー
 
立派な看板を右に曲がり、Lake Ohau Rd.へと入る。このLake Ohau Rd.は、私がNZを走ってきた中でもトップ3に入る素晴らしいドライブコースだ。ここをドライブするだけでも十分に価値があるはずだ。

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Lake Ohau Rd.に入ると直ぐ、丘を登る緩やかなS字カーブがある。そこを過ぎて展望が開けると、真っすぐに続く草原の一本道の先に、白銀の雪を抱いて連なる山並みが見えてくる。この視覚的展開は、結構、感動ものである。
以前より、Mtクックロードやクイーンズタウン近郊で、頻繁に自動車のCM撮影が行われているが、この道を使えば、さぞかし素晴らしいものができると思う。
 
直線の正面に見える山並みに、目指すオハウスキー場が見える。場所によっては道の真正面に見えるので必見である。  →道の正面に山脈;Googleストリートビュー
 
 
 
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草原の、見通しの悪い、緩い右カーブを抜けると、今まで全く見えなかったオハウ湖が正面に現れて来る。

このロケーション・・・ここまでくると反則である(笑)
 →オハウ湖を見下ろすカーブ;Googleストリートビュー
 →オハウ湖を見下ろすカーブ;Googleの写真
 
冗談抜きで、Lake Ohau Rd.で車を停めて撮影をすると、それだけで車のポスターみたいになってしまうから驚きだ。
 
 
こうやって、写真撮影を続けていると、なかなかスキー場まで到達できない・・・まことに罪な道である。

 
やがて道は湖岸へと降りて行く。しばらくは右手にオハウ湖を眺めながらのドライブが続く。オハウ湖の波打ち際と、道の両脇に生える独時の灌木が印象的だ。前方の山の斜面に、Z字状に走るオハウのアクセス路が確認できるので、それを目当てに走ると良いだろう。

山並みが湖岸の際に迫るころ舗装路が終わる。その少し手前、左手の木立の方向に進む細い横道が存在する。ここがオハウスキー場とレイク・オハウ・ロッジ、共通の入り口となっている。道は狭く、目立たない。
右手に小さな看板はあるのだが、見落としがちである。舗装路はここまでなので、ダートに入ったら行き過ぎだと覚えておくと良いだろう。
 →オハウのアクセス路の入り口;Googleストリートビュー
 
木立の中をそのまま進むとレイク・オハウ・ロッジの正面玄関に至る。その途中、左手に駐車場のような広場があるのだが、そこがオハウのゲートになっている。古タイヤやタンクローリーが置いてあって、資材置き場の様にも見えるので、ややわかり難い。チェーンはここで予め装着しておくべきだろう。
 
道は狭く、斜度も急だが、整備は行き届いており、対向車との交差も問題は無い。途中、一カ所だけ小川を渡渉するが、4WDであれば特に問題は無いはずだ。しばらく、オハウ湖を左手に見下ろしながらの運転が続く。
 
坂を上ると約10分ほどで、斜面を切り開いて造られた狭い駐車場に到着する。駐車場の側にレストハウスとチケット売り場がある。チケットを買って、そのまま少し滑るとチェアリフト乗り場だ。車の運転から、いきなりの滑走となるので準備運動は念入りに・・・
 
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天気が良ければ帰り道に、夕日に照らされてオレンジ色に染まった草原と雪山を見ることができるだろう。
 Lake Ohau Rd.の草原;Googleストリートビュー
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
近隣の観光地は、テカポやMt.クック、リンディス・パスが控えているので敢えて書く必要も無いのだが、珍しい所では、オマラマの近郊に不思議な光景の崖が存在する。
 
 
 

【Web】
 
Wikipedia English】
 
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【訪問】
◆2005年8月14日(日) 14/Aug/2005(Sun)
 
 
 
◆2008年8月13日(水) 13/Aug/2008(Wed)
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3年ぶりのオハウ。2日前、クイーンズタウン到着後、オマルー~ティマルをドライブして、フェアリーのB&Bに落ち着く。
前回の訪問と同様に風が強かった。滑走初日、久々のスキーだったが、感覚はまずまずだった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
Schi Heil !!